もう引っ越し挨拶の言葉で悩まない! 旧居&新居で伝える文例を紹介
引っ越し挨拶のベストな時間帯とは?
引っ越し前と引っ越し後のご近所への挨拶は大切なマナーの1つ。とはいえ「いつ挨拶に行けばいいの?」と迷う方もいるでしょう。そこで今回は、引っ越し挨拶のベストタイミングを紹介したいと思います。
引っ越し前の挨拶は前日までに済ませるのが基本!
旧居でお世話になったご近所さんへの挨拶は、引っ越し前日までには行いたいところ。引っ越し当日は忙しく、なかなか挨拶をする時間が取れないことが予想されるためです。
前日までとはいっても、引っ越しの1日前の日にすべての挨拶を済まそうと思うと、訪問先が不在で挨拶ができない可能性もあります。そこで、1週間ほど前から折を見て挨拶回りを始め、前日までに済ませるといったスケジュール感が理想。ただし、特に親しくお付き合いをしていた方には、引っ越しの日が決まった時点ですぐにお知らせをしても良いのではないでしょうか。
挨拶の時はこれまでお世話になった感謝の気持ちを伝えるのはもちろん、引っ越し当日は荷物の運び出しでお騒がせしてしまうことなども伝えられるとベスト。とりわけ両隣には、騒音で迷惑を掛ける可能性も高いので、なるべく早めに引っ越しの日を伝えておくと良いでしょう。
引っ越し後の挨拶もできるだけ前日までに
新居の近所への挨拶は、引っ越し前にできるとベストです。というのも引っ越し当日は荷物の搬入作業があるため、人の出入りが多くなりますし、トラックなどの駐車で迷惑をかけることもあるため。できれば事前に挨拶をかねて伺い、「〇月〇日に引っ越しでご迷惑をおかけします」と伝えておくとより親切です。
もちろん「引っ越し前は準備で忙しくてそれどころじゃない」という方もいるでしょう。その場合、引っ越し後に挨拶するときは「引っ越しのときは荷物の搬入などでお騒がせしました」とお詫びの一言を添えましょう。
なお、挨拶の言葉で迷ったら、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
直接挨拶できない場合は手紙を残すのもアリ!
なかには訪問先が不在がちでどうしてもタイミングが合わず、直接挨拶ができないこともあります。そんなときは手紙に「名前」「引っ越してきた日時」「住んでいる階」などを書き、挨拶の品物を添えてポストに入れておきましょう。
挨拶の品物は老若男女に好まれることを前提として、お菓子やタオル、衛生用品などが無難といえます。
なお、挨拶時の手土産の相場やおすすめの品、また手紙の書き方やマナーについて以下の記事でも詳しく解説しています。
では、挨拶に最も適した時間帯は?
それぞれ生活スタイルが違うため、訪問する時間帯も考慮したいところ。常識的に考えると、挨拶に伺う時間帯としてはやはり明るいうちが望ましいでしょう。具体的には、午前10時から午後5時くらいまで。
ただ、もし相手の生活リズムや都合の良い時間帯があらかじめ分かっている場合は、相手に合わせて臨機応変に挨拶に行くようにしましょう。
ここまでの前提を踏まえたうえで、以降ではベストの時間帯を具体的に紹介していきます。
挨拶は「土日祝日の14時から17時」がベスト!
引っ越しの挨拶は土日祝日が良いでしょう。平日の日中は働きに出ている人も多く、不在で行き違いが生じることが予想されます。それに比べると土日祝日は休みの人も多いと思いますので、在宅している可能性が高く、挨拶できるチャンスです。
ただし、休日の午前中はゆっくりと眠っている可能性も高く、相手の休息を妨害しないためにもできるだけ避けた方が無難。以上を考慮すると、適切な時間帯は土日祝日の14時~17時の間といえるでしょう。この時間帯であれば昼食の片付けが終わって、夕飯の準備をするまで余裕があるため、迷惑がられる可能性は低いといえそうです。
平日はファミリー・単身などの世帯構成に配慮する
挨拶する側の仕事柄、土日が休めない人ももちろんいるため、その場合は平日に挨拶に行くことになります。気をつけておきたいことは、ファミリー・独身などの世帯構成によって、タイミングを考慮したほうが良い点。
ファミリー世帯であれば、夫婦のどちらかが在宅しているケースもあります。そのため、早朝は朝食の準備や片付けで忙しいと思うので、午前中に訪問するのであれば昼前の10時頃が望ましいです。午後であれば昼食が済んだ14時頃から17時の間。これは、前述した土日祝日に挨拶に行くタイミングと一緒です。
独身の場合、日中は仕事に出て留守にしていることも多いでしょうから、夜の18時〜20時ぐらいが訪問のタイミング。ただし、あまりに遅く訪問すると「常識のない人だな」と思われる可能性もあるため、夜の早い時間帯に行っても留守であった場合は手紙で済ませてしまいましょう。
訪問先が不在の場合は手紙で挨拶しよう!
最近は、引っ越しの挨拶をしないという方もなかにはいます。しかし、新居でのご近所付き合いをスムーズに始めるためにも、やはり挨拶は大切。
とはいえ、タイミングを逃して挨拶に行く機会がないまま、ズルズルと時間が過ぎてしまうのは避けたいところ。訪問先が不在の場合は手紙で挨拶を済ませて、後日エレベーターや共用の廊下で会った際などに改めて挨拶を行いましょう。