もう引っ越し挨拶の言葉で悩まない! 旧居&新居で伝える文例を紹介
不在時には手紙でもOK!? 引越し挨拶の正解は?
新生活をスタートするうえで、近所の人たちへの挨拶も大切にしたいところ。直接会って、「これから隣に住むのでよろしくお願いします」と挨拶することがベストです。とはいえ、相手の不在が続き、なかなかタイミングが合わないこともあります。
そこで、おすすめしたいのが手紙での挨拶。ここでは、手紙の渡し方や記載するべき内容について解説したいと思います。
まずは手紙を書くときのマナーをチェック!
何度か時間帯や曜日を変えて足を運んでみたが、不在だった……。そんなときは、挨拶品に手紙を添えてドアノブや郵便ポストに置いておく方もいるでしょう。今回はその手紙を書くときのマナーについてチェックしてみましょう。
簡易的なレターセットやメッセージカードで十分!
挨拶文を書く手紙は、文房具店や100円ショップなどで売っている簡易的なレターセットやメッセージカードがオススメです。このとき凝ったデザインや華やかな装飾がついているものだと、挨拶品とのバランスが取れないため、シンプルなものを選択する方がベターです。
ちなみに、挨拶品の相場は500円から1000円程度です。ただし訪問先がどのような方か分かっている場合は、相手に応じて色やデザインを合わせるとより好印象を与えることができるかもしれません。高齢者の方であれば上品な色の和紙、若い方であればおしゃれなワンポイントが目を惹くカードを選ぶと良いかもしれません。
手紙は封筒に入れると丁寧さが伝わる
手紙やメッセージカードを封筒に入れずに渡しても、失礼ではありません。しかし、封筒に入れた方がより丁寧で、受け取った方の印象も良いでしょう。封筒を使う際には、無地の白封筒か上品な色あいの封筒を選ぶように。茶封筒は、どうしても事務的な印象が強いので避けた方が無難です。
手紙にはどんな内容を書けば良いの?
手紙を出すときのマナーがわかったところで、続いて記載する内容についても改めて確認しておきましょう。
名前は苗字だけの記載が安心な場合も
手紙には、最初に自己紹介を書きます。その際に書く名前ですが、家族であれば世帯主のフルネームだけでOK。
ただし、ひとり暮らしの女性の場合は、無用なトラブルを避けるためにも苗字だけにしておいた方が無難です。手紙の良さは、顔を見せないことで性別が分からないこと。フルネームを描いてしまうと性別がわかってしまうことが多いので、不安な場合は苗字だけに留めておきましょう。
引っ越し日と何階に住んでいるかもあわせて記載しよう!
挨拶の手紙には、「何月何日」「どこに」引っ越してきたのかもあわせて書いておきたいところ。この記載がないと、手紙を受け取った相手も「いつからここに住みはじめた人なの?」と、困惑させてしまうことになります。
セキュリティが心配な方は室番号は省いても失礼には当たりませんが、階数は最低限記載しておくほうが不審な印象を避けることができそうです。
手紙である理由を添えて妙な誤解を防ぐ
手紙での挨拶のポイントは、「なぜ手紙なのか」をさりげなく記載しておくこと。例えば、「何度か引っ越しのご挨拶に伺いましたが、ご不在でした。お会いできなくて残念でした」といった旨を書いておき、そのうえで「手紙による挨拶に変えさせていただきました。失礼をお詫びします」と添えておけば、「挨拶で顔を合わせたくないのかな?」などと相手に誤解を与えることもありません。
手紙の最後は「よろしくお願いします」で結ぶ
近隣とのお付き合いは入居時のご挨拶だけで終わるわけではありません。今後廊下やエレベーター等ですれ違ったときに交わす挨拶も、いわゆる小さな「近所付き合い」のひとつ。手紙の最後は「今後ともよろしくお願いいたします」とひと言添えておき、まずはお互いに居心地の良い近隣関係を築く姿勢を示しておきましょう。
子どもやペットの存在を伝えることも近隣への配慮のひとつ
小さな子どもがいると、泣き声や騒いでいる音が周囲にどうしても聞こえてしまいます。もちろん仕方がないことではありますが、静かな環境で生活したいと思っている人にとっては迷惑に感じることもあるでしょう。
また、ペットの鳴き声や臭いが気になる人もいます。そのため、子どもやペットの存在に触れて「お騒がせするかもしれませんが、何かあればご指導ください」と、挨拶の時点できちんと伝えておくことも大事。最初にきちんと話しておくことで、騒音にまつわる大きなトラブルに発展する可能性も軽減されます。
手紙を渡した後に会った場合は再度挨拶をしよう!
手紙で挨拶を済ませた後に、相手の方とすれ違った場合などは「その節は直接訪問できず、お手紙で失礼しました」とお詫びの挨拶をしておきましょう。
同時に改めて「〇月〇日に引越してきた○○です」と伝えます。こうした丁寧なコミュニケーションを通して、近隣の方との関係を良好に保っておくことが大切です。
賃貸物件で大家さんがいる場合、家賃の支払いをはじめトラブル発生時などにはお世話になることも少なくないので、引っ越し時から良好な関係を保つことが大事です。
そこで大家さんへは手紙ではなく対面での挨拶を心掛けたいところ。その際は手土産を持って行くと、さらに印象が良くなりそうです。
なお、挨拶のときの言葉で迷ったら以下の記事で文例を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
大家さんには直接の挨拶を忘れずに
賃貸物件で大家さんがいる場合、家賃の支払いをはじめトラブル発生時などにはお世話になることも少なくないので、引っ越し時から良好な関係を保つことが大事です。
そこで大家さんへは手紙ではなく対面での挨拶を心掛けたいところ。その際は手土産を持って行くと、さらに印象が良くなりそうです。
対面の挨拶にこだわって機を逃すぐらいなら手紙で
引っ越しの挨拶は、これからの暮らしを気持ちよくスタートさせるために大切な儀礼のひとつ。とはいえ、不在が続くこともあるので、対面の挨拶にこだわって機を逸してしまっては本末転倒です。今回ご紹介したポイントをおさえて、好印象な挨拶を実践してみてください。