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雨漏り発生！原因はどうやって突き止めるのか？
雨漏りの修繕費用っていくら？ 発生場所ごとの相場や調査費用を紹介
2020.06.18
発生場所や劣化状態、依頼する業者によっても変わってくる雨漏りの修繕費用。ここでは発生箇所ごとの相場や、調査費用などを紹介していきますので、業者に見積もりを依頼する際の参考にしてください。
雨漏りが発生した場所によって修繕費用の相場は変わる
まず、場所ごとに雨漏り修繕の相場について紹介していきます。前提として使用する資材や修理の範囲により費用は大幅に増減するので、あくまでも参考としてご確認ください。
コーキング材（外壁材の隙間を充填する材料）や外壁塗装の劣化などによる雨漏りであれば、修繕費用も比較的少額で済む可能性があります。しかし外壁そのもののひび割れや劣化による雨漏りの場合は、既存の外壁を撤去したうえで張り替える必要があるため、修繕費用も高額になることが予想されます。
例えば、コーキング材のの打ち替えやヒビ割れ補修であれば5万円程度から可能ですが、壁の下地部分の補修となると10〜50万円、外壁の張り替えだと部分的なものでも30〜50万円程度となり、劣化のレベルや規模によっては100万円を超えてくるケースもあります。
また雨漏りの発生から長期間放置してしまったことで鉄骨や鉄筋などの腐敗につながってしまい、大掛かりな修繕が必要になると、その分費用も高額になるでしょう。
なお、正確な金額を把握したい場合は業者に見積もりを依頼しましょう。
雨漏りの原因として考えられる箇所については、下記の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。
どんな雨漏りがある？ 修理事例
前述のとおり、使用する資材や修理の範囲により費用は変動しますが、実際にはどのような雨漏りが起こり、どのように修理されているのでしょうか。
例として、「外壁塗装コンシェルジュ」のWebサイトより、台風によって屋根に隙間ができて雨漏りが発生したケースをご紹介します。
一軒家の瓦屋根のケースではありますが、足場を設置して瓦を外してから下地を補強し、瓦を積み直しています。葺き替えといって、屋根材を全て交換する方法も雨漏り対策には有効といえそうです。
このように、雨漏りが生じた一部だけを調整するよりも、古い材料を取り替えるような工事が推奨される場合もあるため、専門の業者への相談が重要になります。
雨漏りの原因を調査する費用はどれくらい？
一戸建てと比べ、規模の大きいマンションにおいては素人が雨漏りの原因を特定するのは困難です。そのためほとんどの場合、雨漏りの修繕とは別で、原因究明の調査にも費用がかかります。
主に4つの調査方法について、以下で費用の相場をまとめてみました。
散水調査や発光液調査、赤外線サーモグラフィ調査など専用の機械を使用する、また雨漏りの原因が複数箇所にわたるほど調査費用も高額になる傾向があります。
雨漏りの修繕費用は複数社の比較で抑えられる！
雨漏り修繕は建物工事のなかでも比較的難易度の高い工事と言われており、費用が安ければ良いというものでもなく、多少費用がかかっても可能な限り実績のある業者に依頼をしたいところです。
なおここまで紹介した費用の相場はあくまでも目安でしかないため、実績のある業者が見つかったら、まずは見積もりを依頼してみましょう。このとき、できれば3～4社の見積もりがあると安心です。比較することによって、適正な価格の目安が見えてきます。
修理業者は担当者の対応でも見極められる
相見積もりを取るためにも、業者の選定は重要です。優良な業者を見極めるためには、まず担当者の態度や発言に注意してみましょう。
現地調査をせずに見積もりを出したり、全面修理を勧めてきたり、絶対に直せると言い切る業者は、実際に修理が始まるタイミングで予算が合わなく可能性があります。
また、極端に費用が安かったり、大幅な値切りをしていたりする場合、修理の質が低く、結果的に追加修理が発生してしまう事態にもなりかねません。
優良な業者を見つけるには、「どのくらい丁寧に調査してくれるか」「現状を写真や映像などで共有してくれるか」「全面修理以外の選択肢も提案してくれるか」といった要素を確認しておくとよいでしょう。
雨漏り修繕に火災保険は適用される？
台風・強風・大雨・雹（ひょう）などの自然災害の影響で発生した雨漏りについては、火災保険で修繕費用を補償してもらえるケースがあります。一度、加入している火災保険の契約内容を確認してみましょう。
ただ、自然災害の影響であることを診断するためには、火災保険会社が派遣する鑑定人に判断してもらわなければなりません。診断の結果、経年劣化が原因であることがわかった場合は、保険金が受け取れないことも覚えておきましょう。
複数社から見積もりを取って決めるのが鉄則
雨漏りの修繕費用は、業界で水準が定められているわけではありません。そのため、業者によって異なります。あくまでも今回紹介した相場は目安にすぎないため、正確な金額を知りたいという方は複数社に相見積もりを取ってみましょう。
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