騒音対策はどうしたらいい? 個人でできる方法から相談先まで解説!
ペット可のマンションでも苦情が! 原因や防音対策は?
ペット可のマンションというと、騒音の苦情は起きにくいイメージがありますよね。しかし、物件によっては「鳴き声や足音がうるさい」と苦情がくるケースもあります。
今回は、ペット可のマンションにおける騒音トラブルの原因と、対策方法ついて紹介していきます。
ペット可のマンションでうるさいと感じる音例
ペット可のマンションでは、どのような音がトラブルの原因となりやすいのでしょうか。
【例1】ペットの鳴き声
ペット可のマンションであれば、ある程度の鳴き声は仕方ないと許容されることも多いでしょう。
しかし早朝や夜中に吠えたり、吠え癖があったりすると、苦情につながることも。猫の場合は、発情期の大きな鳴き声が気になるという声もあります。
また、あまり鳴かないのに苦情がくる場合、飼い主が不在の時間に鳴き続けている可能性も考えられます。
【例2】ペットの足音
意外と飼い主が気づきにくいのが、ペットの足音。鳴き声は防音材などで比較的防ぎやすいですが、足音は振動として響くため対処しにくいのです。
「ペット可のマンションなら、足音くらい良いのでは?」と思うかもしれません。しかし走り回る音や夜中の足音など、住人のストレスが徐々にたまっていくと、苦情につながることも当然あります。
また、ペットが床や壁を引っかく音も、長い時間続くと気になってしまう方が多いようです。
ペットの騒音問題が起きる原因とは?
では、ペット可のマンションにもかかわらず、なぜ騒音問題が起きるのでしょうか。以降で、改めて考えてみました。
【原因1】防音性能はマンションによって差がある
最も防音性が高いのは、鉄筋コンクリート造(RC造)のマンション。木造や軽量鉄骨などに比べて、壁の密度が高く、遮音性に優れています。
しかし、RC造だからといって、上下左右の音が全く聞こえないというわけではありません。隣の住戸との間の「戸境壁」がしっかりしていなかったり、断熱材や防音材が少なかったりと、ペットの鳴き声や足音が響きやすい物件もなかにはあります。
【原因2】あとからペット可になった物件
最初からペットを飼うことを前提に建てられたマンションは、防音対策もしっかりされていることでしょう。
しかし「空室対策のため、ペット可に変更した」などの経緯があるマンションは、防音対策が不十分なことも多いです。古くからの入居者のなかにはペットを飼っていない方や、ペットが苦手な方がいる可能性もあります。
ペットの騒音トラブルを防ぎたい方は、ペットオーナー向けにつくられたマンションを探してみましょう。
自分のペットがうるさいときの対策
「近隣からペットの鳴き声や足音で苦情が入った」「これからペットを飼う予定」という方は、どのような対策をしたら良いのでしょうか。
【1】きちんとしつけをする
基本的なことですが、いくらペット可のマンションといえども鳴き声などのしつけもやはり必要です。多少の鳴き声や足音は仕方がありませんが、できる限り飼い主が責任持ってしつけを行いましょう。
【2】防音マットを敷く
トラブルの原因になりやすい足音対策には、遮音性能のある防音マットなどが効果的です。ペットの足腰に負担が少ない、滑りにくくクッション性のある商品も販売されています。
なお、ペットの鳴き声に限らず、騒音対策については以下の記事でも詳しく解説しています。
【3】近隣住民とコミュニケーションを取る
鳴き声やひっかき音など、飼い主は気にならなくても、周囲はうるさく感じてしまうケースも多いです。近隣とトラブルにならないためにも、挨拶など普段からコミュニケーションを取ることで関係性を良好に保っておきましょう。
責任を持ってペットのしつけや防音対策を!
ペット可のマンションでも、近隣から鳴き声や足音の苦情がくることがあります。マンションによって防音性は異なるので、しつけや防音マットによる対策を忘れずに実施しましょう。