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マンションでインターネットを使いたい！ 管理会社に何を確認する？
2023.05.22
インターネット回線がどの程度整備されているかは、マンション選びの際に気になる点のひとつといえるでしょう。
今回は、マンションのネット回線の導入状況の種類や、管理会社に確認しなければならないことを解説します。
まずはネット回線の導入状況を確認
マンションのネット回線の導入状況は、大きく分けて3種類です。
1. 部屋まで光回線が開通している
「インターネット完備」と記載されているマンションが、このケースに該当します。
接続業者（プロバイダー）との契約まで済んでおり、工事なしで入居日からインターネットの利用が可能です。
2. 共用部分までは回線が引かれている
「インターネット対応」や「光回線（光ファイバー）対応」と記載されているマンションは、共用部分まで回線が開通しています。
部屋でインターネットを利用するには、回線を引き込む工事をしなければなりません。工事は1時間程度で完了しますが、工事費用はほとんどの場合、入居者負担です。また、工事当日は契約者などが立ち会います。
3. マンション自体に光回線が開通していない
光回線を利用するには、外壁に配線を這わせたり、室内に穴を空けたりといった大がかりな工事が必要です。
光回線を使いたい場合は、必ず管理会社に相談しましょう。
管理会社に確認・依頼すべきこと
【契約前】導入状況を確認
光回線を利用したい場合は、契約する前に導入状況の確認が必要です。
特に、前述したように、マンション自体に光回線が開通していない場合は、注意が必要です。まずは、プロバイダーの対応可能エリアなのかを調べたり、問い合わせたりしましょう。その後、ケーブルを引き込めるのか、大規模な工事を行っても良いのかを確認します。
光回線の契約許可が下りなかった場合は、Wi-Fiルーターなどの代替手段でインターネット環境を整備することになります。
なお、賃貸の場合は、オーナーに利用許可を取らなければなりません。契約前に、仲介業者を経由して確認しましょう。
【契約時】管理会社の立ち会い可否を確認
光回線は、家電量販店やweb上から申し込めますが、スマートフォンやポケットWi-Fiなどとは異なり、工事が完了しないと利用できません。
基本的に工事日は、契約者と工事業者の調整で決めるものです。しかし、マンションでの工事は共用部分に業者が立ち入るため、管理会社の担当者の立ち会いが必要な場合も多くあります。
管理人の勤務時間内での開通工事なら、比較的スムーズに調整できますが、土日や祝日などの勤務時間外に工事を行いたいのであれば、必ず事前に管理会社へ立ち会い可能か確認しましょう。
【解約時】撤去工事が必要かを確認
入居時に開通工事を行った場合は、退去する前に光回線の撤去も必要なことが多いです。開通工事と同様、共用部分に業者が立ち入る場合は管理会社に立ち会ってもらいましょう。
管理会社には、開通時よりも早めに打診するのがおすすめです。なぜならば、回線の契約は月単位が多く、解約月に解約処理が完了しないと、違約金が発生する場合があるからです。
賃貸の場合は、撤去工事の際に必要な補修をしたにもかかわらず、敷金から修繕費用を差し引かれるなどのトラブルが発生することもあります。不安な場合は、工事前に原状回復の範囲を確認し、当日作業員の方に具体的に依頼できるようにしておきましょう。
確認を取りながら手続きを進めよう
光回線の導入状況や、必要な工事の規模はマンションによって異なります。マンション購入や光回線の契約を行う前に、条件を確認しておくことが必須です。
また、開通工事では共用部分に業者が立ち入るため、原則として管理会社の担当者や管理人に立ち会ってもらわなければなりません。特に、土日や祝日など管理人の勤務時間外に工事したい場合は、早めに相談し、余裕をもって日程調整をしましょう。
さらに、解約時は違約金や余分な月額が発生しないようにするため、工事を迅速に行う必要があります。開通工事よりも早めの依頼が必要な点に注意です。
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