理事・管理

「雨漏り診断士」ってどんな資格? 雨漏り修理業者の選び方や相場も

2020.03.16
「雨漏り診断士」ってどんな資格? 雨漏り修理業者の選び方や相場も

雨漏りへの対策はマンション管理の重要なタスクの1つですが、そこで頼りになるのが「雨漏り診断士」です。雨漏り診断士は建物の構造によって複雑化する雨漏りについて、根本的な原因究明の手助けをしてくれる存在です。今回はそんな雨漏り診断士について、調査を依頼する場合にかかる費用感や選び方などを紹介していきます。

雨漏り診断士は協会のホームページで確認可能!

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それでは実際に雨漏りの状況を診断してもらうとなったとき、「雨漏り診断士」はどうやって探すのが賢明なのでしょうか。

まずは「雨漏り診断士協会」の公式ホームページから、都道府県別に雨漏り診断士に認定されている人を一覧として確認することができます。基本的に所属する業者名も記載されているため、直接その業者に問い合わせをしてみるのもいいでしょう。

またその逆ですが、雨漏りの修理を専門に行っている業者には、雨漏り診断士が在籍している場合がほとんどです。つまり雨漏り修理をお願いする業者を先に探した後に、その業者に「雨漏り診断士」がいるかどうかを問い合わせるのも1つの方法です。

信頼できる雨漏り診断士の選び方

まずは雨漏り診断士を選ぶにあたって、正規の資格を有した者であるかどうかを確認しましょう。前述した通り雨漏り診断士協会のホームページに、資格保有者の名前が一覧として表示されるので、そこで事前に調べることができます。

そのうえで信頼できる雨漏り診断士ならびに優良業者を探す方法については、問い合わせ時にいくつか具体的な質問を投げかけ、その受け答えでわかるケースがあります。

【選び方1】保険によって無償で修理できることを知っているか

例えば新築から築10年以内のマンションで雨漏りが発生した場合、「住宅瑕疵担保責任保険」を利用して無償で修理をしてもらうことができるケースがあるのはご存じでしょうか。

そのほか自然災害により雨漏りが発生した場合は、火災保険を適用することができる場合もあります。

つまり業者に問い合わせる段階で、「築10年を経過していないのに雨漏りが発生した」「台風後に雨漏りが発生した」という話を盛り込んでみましょう。

その際に前述した「住宅瑕疵担保責任保険」や「火災保険」といったキーワードが出てきて、無償で修理できる可能性があることを説明してくれる業者は、ある程度信頼できる優良業者といえるでしょう。

【選び方2】アフターケアが充実した業者を選ぶ

雨漏りの原因は複雑なため、1度の工事や調査では対処しきれない場合もあります。ある劣化箇所を補修しても、その後に別の箇所から水の侵入経路が発生し、再び雨漏りが発生してしまうケースも考えられるわけですね。

そのため、アフターケアやある程度の保証を設定している業者を選ぶと良いでしょう。

まずは協会ホームページで雨漏り診断士が在籍する業者をチェック!

時代とともにマンションの構造が変わっていくことで、雨漏りのメカニズムも複雑になってきたことは前述した通りですが、そこで頼りになるのが「雨漏り診断士」です。

雨漏り診断士は基本的に、雨漏り修理を行う業者に在籍しているため、まずは業者選びが肝心。調査を依頼する場合は、基本的に協会ホームページで、雨漏り診断士の認定を受けている人が所属する業者か確認をしましょう。

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