マンション暮らしはこう変わる?アフターコロナの暮らし方を考えてみよう。
新型コロナウイルスの影響で、大きく変化した私たちの生活。緊急事態宣言が解除されてからも外出の自粛が続き、今後の暮らし方を不安に思っている方も多いのではないでしょうか。そんな中、なんでも作れる工務店“ORGAN CRAFT(オルガンクラフト ) ”がユニークな企画をスタート。その名も「#アフターコロナの暮らし」!コロナウイルスと私たちの付き合い方を楽しく考える同企画の魅力、早速ご紹介していきます!
「#アフターコロナの暮らし」って?
横浜市にある工務店ORGAN CRAFT(オルガンクラフト )が主導する企画「#アフターコロナの暮らし」。同店はこれまで、造作家具の制作や住宅リノベーション、店舗の施工など、幅広く暮らしに関わってきました。そんなORGAN CRAFTのInstagramアカウント(@organ_craft_designers)では、「#アフターコロナの暮らし」と称して、新しい生活様式のアイデアがイラストで掲載されています。
どうしてこのような企画を始めようと思ったか同社に取材した際には、「アフターコロナでは、人々のニーズが大きく変化し、これまでの“当たり前”が当たり前じゃなくなってきていると感じたんです。実は困っていることや欲しいもの、まだ自分でも気づいていないような潜在的なニーズを、この企画を通して呼びかけたい」と話してくれました。その言葉通り、「#アフターコロナの暮らし」では、長く、深く暮らしと向き合ってきた彼らならではの新しい暮らしのアイデアが豊富に盛り込まれています。
今回は、その中からマンションと暮らす。編集部がセレクトした、マンション暮らしで思い描くアフターコロナの暮らし方をご紹介します。もしかしたら、5年後、10年後、こんな光景が当たり前になるかもしれません。
アフターコロナは“働き方”が変わる!
テレワークが中心となるアフターコロナでは、働き方にどのような変化が出てくるのでしょうか。快適な仕事環境を手に入れるための、ORGAN CRAFTが考えるアフターコロナの暮らしをみてみましょう!
仕事と家族どちらも両立!アフターコロナのテレワーク部屋
テレワークがスタンダードになるアフターコロナにおいて、大活躍が予想される壁付けの防音パネル!これがあることで、ウェブミーティングなどでヒートアップして大きな声を出しても、隣で寝ている我が子を起こしてしまうことはありません。自宅が職場になることで、仕事の時間と家族との時間、どちらも大切にできる環境が求められていくんですね。
また、防音パネルをパッチワークで取り付けるだけなので、マンションでも簡単に施工できるんです。
たまには外の空気も吸いたい!バルコニーで働こう
テレワークになると部屋に閉じこもりがち。なので、晴れた日にはバルコニーの可動式カウンターで作業するのはどうでしょうか。スピーカーから流れる音楽ではなく、鳥の鳴き声や風を感じながら仕事をすると、良いアイデアも浮かびそうです。
また、カウンターは可動式なので取り外しも簡単。大きなテーブルと違い、使わない時はしまっておけるので、邪魔にもなりません!
集合住宅では、消防法の関係やベランダは共用部という考え方があるため、ベランダに物の設置は現状難しいですが、将来的にはこのような働き方もできると嬉しいですね。
子育ても安心!顔が見える仕事部屋
コロナウイルスの影響で、保育園に行けず子どもが家にいる時間が増えると、負担が大きいのは面倒を見るご両親。テレワークなので日中も家にはいるものの、仕事をしながら子どもの面倒を見るのは簡単なことではありません。
そこで、ガラス窓で仕切られたワークスペースはいかがでしょうか?これであれば、お互いの顔をみながら過ごすことができ、親も子どもも安心するはず。このように、親目線で暮らしをデザインしていくこと、大切ですね!
アフターコロナは“日常”が変わる!
アフターコロナの世の中では、仕事に限らず、日常生活にも大きな変化が出てきました。そこで、自宅を快適に過ごす家具やアイデアたちが新たに生まれるはず!積極的な外出や大人数の集まりができないからこそ、新しい暮らしの楽しみ方を考えてみましょう。
“新しい生活様式”を意識した窓際テーブル
外出の自粛が続くと、自然と触れ合う機会が減ってしまいがちに。そんな時は、窓際においたカウンターテーブルで食事を楽しみましょう。こちらは新しい生活様式を意識した横並びスタイルになっているので、飛沫感染のリスクを抑えながら会話を楽しめる上、空気の換気もできちゃうんです。例えば、昼下がりに外を見ながらコーヒーや紅茶を楽しめば、あっという間に自宅でカフェ気分!来客時のニュースタイルが到来の予感...!?
深刻な運動不足に、画期的なテーブルが登場
運動不足を解消するために、多くの方が購入したというランニングマシーン。でも、「買ったはいいけどなかなか続けられない...」「友達からズーム飲みの誘いがあるからついサボり気味...」そんな方も多いのではないでしょうか?そんなアフターコロナの強い味方になってくれるのが、ランニングマシーンの幅に合わせて設置できるスタンディングデスク!これによって、ランニングをしながら映画やビデオ通話を楽しむことが可能に!娯楽と合わせて取り組めるようになったことで、ランニングやウォーキングのハードルも下がり、アフターコロナの運動不足解消に貢献してくれそうですね。
こんなバルコニー、あったらいいな...!
なかなか外食できない、BBQにもいけない、そんな状況が続けば、誰だって焼肉が食べたくなります!そんなときは、バルコニーに備え付けられた大きな換気扇の下でおうち焼肉スタート♪自作のタレを作ってみたり、家庭菜園で作ったハーブを添えてみたり、おうちだからこその楽しみ方を模索していくのも、楽しみの一つですよ。
前述した通り、集合住宅では消防法などの関係で、ベランダに物を置くのは難しいのが現状です。ただ、バルコニー同士が隣接していない、屋上のペントハウス、管理規約上も問題ない物件などであれば、こういった暮らし方も生まれてくるかもしれませんね!
アフターコロナは“共用部”が変わる!
ここまで、仕事や日常パートに分けて、各家庭のアフターコロナの暮らし方をご紹介しました。ここからは、マンションだからこそ気になる『共用部』のアフターコロナを見ていきたいと思います。多くの人が暮らすマンションだからこそ、感染症対策には特に気をつけていきましょう。
タッチレスで楽々!感染リスクを抑えるエレベーター
エレベーターは、コロナウイルスの接触感染の恐れがあるスポットの一つ。そこでマンションには、タッチレスのエレベーターが登場するかも!手をかざしたり、声で階数を伝えると反応するので、操作ボタンからの接触感染のリスクを抑えることができます。これ以外にも、オートロックマンションの解錠パネルなども応用できそうなタッチレス。アフターコロナのマンション、ハイテク化が期待できそうです!
住民間の感染防止に!エントランスの手洗い場
マンションなどの集合住宅では、宅配ボックスやエレベーター、階段の手すりなど、とにかく共用部での接触感染が気になりますよね。そこで登場するのが、エントランスに設けられた手洗い場!確かに、共用部を利用する前のタイミングで手洗いをすることで、住民間の感染防止効果も期待できそうです。健康なマンションライフを過ごすためにも、こまめな手洗いは、エントランスから始めましょう。
宅配に革命!お互いが安心な配達を
外出自粛の流れを受けて、買い物も食事も、宅配が一気に増加。その際、配達員との受け渡しが心配という方も多いかと思います。そこで、アフターコロナのマンションでは、エントランス前に宅配用ドアの設置が始まるかも!?最低限の対面で受け取りを済ませることができるので、飛沫感染のリスクも抑えることができ、安心して宅配サービスを受けることができます。
また、受け取る側だけじゃなく、配達員にとってもエントランスやエレベーターを経由する必要がなくなるため、働く上での感染リスクを減らすことに繋がります。お互いが安心して利用できるサービス作りを考えたアイデア、ナイスです!
マンションがもっと好きになる!緑感じる憩いのスペース
なかなか公園や街に出かけられないアフターコロナでは、マンションの屋上に住民専用の庭園なんていかがでしょうか。屋上ならではの見晴らしの良さは、バルコニーにはない開放感を気軽に味わうことができ、テレワークの合間などに良いリフレッシュができそうですね。また、同じマンションの住民しかいないという安心感もあるため、子どもと遊ぶのにも最適。公園にはない魅力の数々に、マンションがもっと好きになるかも...!?
まとめ
ORGAN CRAFTの考える『#アフターコロナの暮らし方』。いかがでしたでしょうか。これから長く付き合っていくであろうコロナウイルスと我々の生活、せっかくなら楽しく、快適なものにしていきたいですよね。5年後、10年後の未来かもしれませんが、今回ご紹介したようなアイデアが当たり前になった世の中を想像すると、ワクワクしてきます。
また、今回の企画に関して、「これらのアイデアをただ形にするだけでなく、お部屋に溶け込むデザイン性を持たせるまでが我々の強み」と話すORGAN CRAFT。もし本記事に登場したアイテムが欲しくなったら、なんでも作れる彼らに、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?