駐車場に看板を設置する目的とは? 無断駐車への対処法も解説!
契約外の車両が自分のスペースに無断駐車していたり、歩行者の通行の妨げになっていたり、マンションで起こる「駐車場のトラブル」。こういった問題の解決に向けて駐車場に看板を設置することは、効果的な手段の1つです。ただ、どんな看板を設置すれば良いのかわからない人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、目的に応じた駐車場看板の設置方法などについて解説していきます。
もしも、駐車場を無断使用されたら?
看板を設置したとしても、無断駐車をされてしまう可能性はあります。そこで看板を設置したにも関わらず起きてしまった無断駐車への注意点と対処法も、あわせて知っておきましょう。
注意点:車の強制的な撤去はできない
実は、無断駐車をされたとしても、それを勝手に撤去することはできません。これは「自力救済禁止の原則」という法の定めがあるためです。
「自力救済」とは、自分の権利を侵害された場合、その権利者が法律の手続きをせずに実力行使で権利の獲得を実現すること。つまり、無断駐車の場合であれば「自分の駐車スペースに無断で駐車をされたからといって、勝手に撤去をしていけない」ということです。
この場合、相手方から逆に損害賠償を請求されることもありえます。
対処法:まずは管理会社に相談をしましょう
では、無断駐車をされてしまった場合は、一体どうすれば良いのでしょうか?
まずはマンションの管理会社へと連絡を行い、張り紙などで警告を行うのが一般的な方法といえるでしょう。ちなみにマンションの敷地内駐車場は私有地であるため、警察の取り締まりにはあたりません。
さらに警告後も無断駐車が続くようであれば、車の写真を撮影し、共有の掲示板に貼るなどの方法で車の持ち主を特定するための情報を集めましょう。持ち主がわかったら、管理会社や委託している警備会社などから直接注意をしてもらう、などの方法が考えられます。
駐車場の看板はトラブル防止やコスト削減に一役買う
駐車場に設置する看板を上手く使うことで、無断駐車の予防や、警備員を配置することなく駐車場内での案内・誘導が可能となります。
今回紹介したようにプレートタイプやスタンドタイプなど、目的に応じて看板を使い分けながら、安心・安全なマンション管理に役立てていきましょう。