足音トラブルは子供だけじゃなく大人でも!? 被害にあったら?
音をたてずに歩いているつもりでも、予想以上に下の階に響いていることもある足音。子どもだけでなく、大人の足音も「うるさい!」とトラブルにつながってしまうこともあります。
では、どういった対策を行うと良いのか。被害者・加害者含めて足音問題の対処法を解説していきます。
足音は子どもだけでなく大人も気をつけたほうが良い
「足音がうるさい」という問題は、子どもに限ったイメージを持つ方も多いかもしれません。ところが、大人の足音も問題になることがあります。住人が音に対して神経質な場合は、生活音として許容される足音でも、クレームをつけられることもあるかもしれません。
ただ、何か飛び跳ねるような動作をするわけではなく、普通に生活していて出てしまう音なので改善が難しいと思う方もいるでしょう。
原因はとしてはかかと歩きや、底が硬かく音が出やすいスリッパを履いているなどが考えられます。特にかかと歩きの場合は、体重全体が足先に伝わってしまうため、重低音が響きやすくなります。
かかと歩きが響くことに気づいてつま先からの接地を心がけようと改善する方もいますが、気づかないままの人もいます。特にひとり暮らしであれば、周りに指摘してくれる同居人がいるわけではないため、知らず知らずのうちにほかの住人に迷惑をかけていることもあるでしょう。
ただ、接地の仕方を改善するのはなかなか容易ではないため、室内にいるときでも底にクッション性のあるスリッパを履くなどを心がけましょう。
足音の苦情は「直接伝える」のは避ける
ここからは足音の被害者の視点で話を進めていきたいと思います。
足音が気になると、苦情を言いたくなる方もいるかもしれません。しかし、できるだけ直接苦情を言うことは避けたいところ。自ら苦情を入れる場合、我慢の限界を超えていることが多いかと思います。このような状態ではつい感情的になってしまい、相手を必要以上に責めかねません。目的はあくまでも足音問題を解決すること。苦情を言うことが目的ではありません。強く責めすぎたり頻繁にクレームをつけたりすることで、マンションでの人間関係が悪化し、住みづらくなってしまう可能性もあるでしょう。
そのため、もし苦情を伝えたい場合は管理会社や理事会を通じて、第三者に連絡を行ってもらいましょう。
管理会社に相談する前に事実を記録しておく
管理会社に相談する前に、いつ、どこで、足音がうるさかったのかを記録しておきましょう。加害者にも日時を含めて伝えることで、自分の行動を振り返って改善するきっかけを与えることができるかもしれません。
例えば、午後11時頃、寝室の天井から、スリッパで歩く音が響くといったように記録してみてください。
自分でできる! 吸音材を使って足音を軽減してみる
足音に限らず生活音が出てしまうのは、仕方のない部分もあります。そのため「わざわざ管理会社に相談するのはちょっと……」という方もいるかもしれません。それなら、自分で対策できないかも考えてみましょう。
例えば、発砲ウレタンやグラスウールなどの吸音材を天井に貼る方法はおすすめ。ホームセンターやネット通販でも購入することができます。
足音問題で困ったら管理会社や理事会に相談してみる!
足音は子どもが原因で発生するものばかりではありません。大人も気づかいないうちに、起こしてしまうことがあります。多くはかかと歩きや音がするスリッパを履いているなどが原因。無意識に下の階の住人に迷惑をかけていることもあります。
加害者も無意識で行っているケースが多いため、「自分が悪い」と思っていないこともあるでしょう。そのためいきなり苦情を伝えるのではなく、まずはいつ、どの時間帯で起きているかなどを記録しておき、管理会社や理事会を通してあくまでも事実を伝えるようにしましょう。