マンションの換気口・吸気口から侵入する虫への対策法を紹介!
窓を閉め切っているのに、室内に虫が発生していて悩んだ経験はありませんか。
いつの間にか室内に侵入している虫の原因は換気口かもしれません。マンションは24時間換気機能の整備が義務づけられており、常に換気システムが作動しています。換気口の隙間から虫が侵入するケースは少なくないため、適切な対策が必要です。
この記事では、換気口・吸気口からの虫の侵入を防ぐ方法と、室内で虫を繁殖させない方法を紹介します。
マンションの換気口・吸気口から侵入する虫の対策
【対策1】フィルターを取り付ける
換気口・吸入口からの虫の侵入を防ぐにはフィルターの取り付けが効果的です。
換気口や吸気口を閉じても侵入は防げますが、空気の出入りも制限されてしまいます。換気不足はスギやヒノキなどの花粉、ハウスダスト、ダニやカビ・細菌など、アレルギーの原因となるアレル物質が溜まる原因にも。
室内の空気を新鮮に保つには、24時間の換気が必要です。フィルターであれば、換気口・吸気口を完全に塞がないため、換気機能を維持したまま虫対策もできます。
なお、フィルターは空気中の汚れもキャッチするため、長期間の利用で目詰まりが起きる可能性も。月に1度は汚れ具合を確認し、必要であれば新しいフィルターに取り替えましょう。
【対策2】食べ物の管理を徹底する
換気口から飲食物や生ごみの匂いが漏れると、虫をおびきよせてしまうおそれもあります。
換気口から匂いができるだけ外に漏れないように、食べ物や生ごみの管理の徹底をしましょう。生ごみを処分する際は、袋を2重にしたうえで、フタ付きのゴミ箱に捨てると安心です。
匂い対策には、生ごみを粉砕して排水管に流す「生ごみ粉砕処理機(ディスポーザー)」も効果的。排水口から生ごみを入れて、水道水を出しながらスイッチを入れると、生ごみはジュース状に粉砕され水と一緒に排水管に流されます。ディスポーザーの後付けが難しい場合は、独立型の生ごみ処理機もおすすめです。
【対策3】定期的に掃除をする
換気口や吸気口を清潔な状態に保つのも、虫の侵入対策の一つです。
虫は不衛生な環境を好みます。また、換気口や吸気口に溜まったホコリや髪の毛、キッチンの換気扇に付着した油も虫の餌になるため、虫が大量発生する原因になりかねません。
とくにフィルターの汚れは掃除機で吸い取ることもできるので、定期的に掃除したいところです。
換気口からの侵入を放置するどうなる?
虫の侵入を放置していると、室内での大量発生につながる恐れがあります。
とくに、換気口から侵入しやすいイエバエは、成虫に成長するまでの期間が約2週間と短く、繁殖スピードも速い。
鉄筋コンクリート造のマンションは、木造住宅よりも侵入経路が限られるとはいえ、まったく侵入されないわけではありません。大量発生を防ぐにはそもそも侵入させないことが第一ですから、おもな侵入経路となる換気口・吸気口は念入りに対策しましょう。
マンションの虫対策は換気口へのフィルターが効果的
外から侵入してくる虫は、換気口・吸気口のフィルターの取り付けで対策ができます。シールタイプで簡単に取り替え可能なフィルターもあるため、定期的にフィルター交換や換気口の掃除をして清潔な状態を保ちましょう。
ちなみに、虫の侵入経路は玄関や換気口だけではありません。ダンボールに付着した卵が室内で孵化するケースもあります。気づかないうちに繁殖が進んでしまうこともあるため、室内の環境を清潔に保っておくことも大切です。
虫を侵入させないよう経路の対策をしたうえで、虫の餌となるホコリや髪の毛、生ごみなどを放置しないよう心がけましょう。