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引っ越しの挨拶でもらった品、お礼のお返しは必要？

引っ越しの挨拶でもらった品、お礼のお返しは必要？

2020.04.28

数百円程度の品物であればそこまで気にしないものの、ある程度高そうなものを引っ越しの挨拶としてもらった場合「お返ししたほうがいいのか……？」といった疑問が浮かぶ方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、引っ越しの挨拶として品物を受け取った場合の対応について紹介していきます。

目次

受け取った品物へのお返しは基本的に不要！

引っ越し挨拶で受け取る品は、「これからよろしくお願いします」という意味が込められているほか、「引っ越しにともなう作業でお騒がせしてすみません」というお詫びの意味も含まれていることがあります。

新しい物件に引っ越しをするときは、必ずそれに付随する作業が発生します。事前のハウスクリーニングや当日の荷物の搬入、業者の出入りなど、これらの作業は通行の妨げになったり大きな音を出してしまったりと、少なからず他の住人に迷惑をかけてしまう可能性があります。

そのため、ご近所さんとの関係性を良好に保ちたいという意図だけでなく、お詫びの気持ちも含まれていることがほとんどです。

そんな相手の意図があるなかでお返しをしてしまうと、さらに相手に気を遣わせてしまうことにもなりかねません。

受け取ったものが食べ物であれば、品物で返すのではなく「おいしくいただきました」という挨拶だけで十分ではないでしょうか。もちろん、素っ気ない態度を取るのはNGです。挨拶はいわば、新しい住人さんと最初に出会う機会。そこで相手に良い印象をもたれなければ、ちょっと大げさかもしれませんが、今後の人間関係に悪影響を及ぼす可能性もあります。わざわざ挨拶に来てくれたことへの感謝を伝え、相手を快く迎え入れましょう。

なお、どうしてもお返ししたいという場合は受け取った品物と同じ程度の金額の品物に手紙を添えても良いです。しかし、受け取った品物よりも高額なものを返すと、かえって嫌味に感じさせてしまう可能性もあるので注意しましょう。

一戸建ての場合は町内会での関係も大切

戸建ての場合、普段の生活以外でも町内会や自治会で顔を合わせる機会も多いです。お返しの品を準備する必要はありませんが、あらためて顔を合わせた際に「先日はありがとうございました」などと伝えると、今後も良い関係が築けるでしょう。

新築マンションの場合は必要に応じてお礼の品を

新築マンションでは一斉にほぼ同じ時期の入居となるケースも珍しくなく、引っ越しの挨拶をしないという方もいます。

ただ、自分は隣人に挨拶していないけれど、隣人から挨拶と品物をいただいたという場合もあるでしょう。もちろんお返しは必須ではありませんが、挨拶していただいた方には同じ価格帯の品物をお返ししておくと、今後の関係もスムーズになるでしょう。

賃貸の場合も対面での挨拶がベター

賃貸に住んでいると、隣人との付き合いも浅く、顔を合わせる機会が少ないという方もいるでしょう。だからこそ、はじめの挨拶では顔を合わせておくとどんな隣人が住んでいるのか分かるため、お互いに安心感が得られます。

印象が良くなる！挨拶されたとき相手に伝えると良い内容は？

新しい住人さんから挨拶されたとき、どういった内容を伝えると相手に良い印象を与えることができるのでしょうか。

まずは品物をいただいたことにお礼を言い、笑顔で「こちらこそよろしくお願いします」と伝えると好印象です。

他にも、転居したばかりなら地域事情にあまり詳しくないケースも考えられます。「分からないことがあれば聞いてくださいね」とさりげなく声をかけたり、ゴミの収集日などを教えてあげたりすると、より親切な印象を与えることができるでしょう。

挨拶に来てもらったのに自分が不在だったら？

挨拶に来てくれたものの自分が不在で、手紙と品物のみが置いてあるケースもあります。そこで「相手先に直接お礼の挨拶に行った方がいいのかな……」と思う人もいるかもしれません。

ただ、一般的には必ずしもそのお礼を直接伝えに行かないといけないというわけではないでしょう。もし、顔がわかる場合は共用部分の廊下やエレベーターなどですれ違った際に、お礼を伝えるだけで良いのではないでしょうか。あるいは相手先に訪問する必要はないものの、一言お礼を添えた手紙などをポストに入れておくのも丁寧な印象を与えます。

直接お礼を伝えにいく場合には、起きている可能性の高い朝10時頃や夕食前の17時頃がおすすめです。日中は勤務等で外出していて普段不在にしている様子であれば、土日の昼間や平日の19時〜20時頃に伺うと良いでしょう。