
マンション大規模修繕費用 簡易見積(β版)
工事の内容把握や業者選びの過程で、多くの場合、見積もりをもらって検討すると思います。しかし「もらいはしたが、どこを見たら良いのかわからない」と思ったことはありませんか?
そんな方のためにこの記事では、見積書に記載してある項目の見方や確認するときのポイントを解説してきます。
さて、次からは見積書を見るときに確認したい大事なポイントを紹介していきます。
塗料の商品名やメーカーの名前が書かれている場合、メーカーのホームページなどで塗料の特徴を調べることができるため、アレルギーを引き起こすような成分が含まれていないかどうかを事前に確認することができます。
また複数の種類の塗料を使用する場合、それぞれの塗料の耐久年数に差がないかも確認しておいたほうが賢明です。耐久年数の低い塗料を塗った箇所だけ短いスパンで別途工事をする、もしくは全体の塗装工事を行うタイミングを、最も耐久年数の低い塗料の周期に合わせる、などの必要がでてくるかもしれません。
このように別々で工事をしなければならないなどの作業の発生を省くためには、可能な限り、マンション全体で使用する塗料の耐久年数は合わせた方がよいでしょう。
塗りの回数も見積書を確認する際のポイントの1つです。
外壁の塗装は3回に分けて行うのが基本と説明しましたが、回数を減らしてしまうと、塗料が本来の耐久年数よりも早く劣化してしまう可能性があります。
また塗る箇所と塗らない箇所について、きちんと明記がされているかどうかも確認したほうがよいでしょう。「事前の報告なしに、見積書に記載のない箇所の塗りが発生して追加費用を請求された」「塗装してもらえると思っていった箇所が塗装していなかった」など、後のトラブル回避にもつながります。
「下地処理一式」や「塗装一式」など、作業内容が「一式」としてひとまとめに書かれている見積書には気をつけましょう。
コーキング材の打ち替えなどが見積もりになかったりすると、その作業は行われない可能性があります。
「諸経費」としてまとめられている項目も、注意が必要です。本来は不必要な費用まで含んでいる場合がありますので、諸経費には何が含まれているのか、具体的な説明を求めたほうがよいでしょう。
「足場代はサービスです」とアピールする業者は、他の部分でその費用を上乗せしている可能性もあり、確認が必要です。
マンションの外壁塗装工事では、足場の費用は全体費用の約2割を占めるといわれています。足場は安全性を担保するために、組み立てなどにも相応の工数が必要なもので、無料で実施できることではありません。
一回の工事が高額になってしまう外壁塗装だからこそ、工事後の保証の有無も確認しておきましょう。
塗装業者による「工事保証」の内容としては、定期的な点検と施工ミスによる不良の修復が含まれていることが一般的。保証期間は何年なのか、どの程度まで保証してくれるのか、一度確認しておくと安心です。
見積書の確認1つで、手抜き工事や余計な費用の支払いなど、外壁塗装工事でありがちなトラブルを回避できる可能性があります。
見積もりの内容や書き方に注目し、疑問があればその都度質問しながら、お互いに納得のいく外壁塗装工事を目指していきましょう。
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