暮らしの悩み

オートロック付きマンションは安全? メリット・デメリットを解説!

2020.05.31
オートロック付きマンションは安全? メリット・デメリットを解説!

マンションは立地や価格だけでなく、セキュリティの高さも選ぶときのポイントになるという方もいるでしょう。なかでも、セキュリティ対策の1つとして「オートロック付き」かどうかは気になるところ。

この記事ではオートロックの種類やメリット・デメリットなどを通じて、本当に安全かどうかを確認していきたいと思います。

オートロック付きマンションの定義がある

そもそもオートロック付きマンションとは、国土交通省の住生活総合調査結果によると「建物内に共用玄関のドアがあり、中に入るためには鍵や暗証番号などを用いるか、居住者などに内側から鍵を解除してもらう必要があるもの」と定義されています。

つまり自室の鍵だけではなく、建物内に入るためにも鍵が必要となる点がポイント。共用玄関のドアを解錠した後は、自動的に施錠する形式が一般的です。

このオートロック付きですが、鍵の開け方に応じて以降で紹介する主に4種類に分かれます。それぞれの特徴について、確認していきましょう。

【タイプ1】集合キータイプ

鍵

一般的な金属の鍵を差し込んで回すタイプ。暗証番号を覚えるなどの特別な操作は不要となり、使い慣れている方にとっては操作のハードルが低いといえそうです。とはいえ、紛失のリスクが付きまとうことやわざわざ差し込んで回す手間がかかるのは、デメリットです。

【タイプ2】暗証番号式

暗証番号

その名の通り、解錠する鍵やカードが必要なく、暗証番号を入力することで解錠するタイプです。キーを取り出す手間や紛失するリスクがなくなる点は、便利かもしれません。

ただ、暗証番号が漏洩してしまう可能性もあります。「1234」や「2020」といった誰にでも浮かぶ適当な数字を設定することは避けましょう。

【タイプ3】カードキー・センサーキー式

カードキー

主に高級マンションに設置されていることの多いカードキー・センサーキー式。読み取りセンサーにカードやキーを当てるとドアが開く「タッチ式」のタイプと、カードリーダーにカードを通すとドアが開く「磁気式」があります。

カードキーやセンサーキーの場合、キーを簡単に複製されたり、適当な番号の入力で解錠されたりという心配がないため、セキュリティは比較的高いです。ただし、導入費用は高額になるようです。

【タイプ4】指紋認証式

指紋をスキャニングして解錠するタイプのため、よほどのことがない限り登録者以外に侵入される可能性は低く、鍵の紛失や暗証番号忘れなどの心配もないといえるのではないでしょうか。とはいえ、これまで紹介した3タイプと比べるとまだ導入しているマンションは少ないといえます。

オートロック付きのメリットは?

セキュリティ面で安心できる要素の多いオートロック付き。メリットを改めて整理してみました。

【メリット1】不審者に対する不安が減る

基本的に共用の玄関は、入居者の許可なく部外者が入ることのできない仕様になっています。不審者やストーカーがマンションに侵入する確率を大幅に下げることが可能なため、日常の安心感は増すのではないでしょうか。

【メリット2】訪問営業や勧誘活動などを回避できる

部外者がマンション内に入れないため、営業などは共用玄関のインターホンでの対応となります。住戸の玄関前で対応する必要がないため、断るのも比較的容易といえるでしょう。カメラ付きインターフォンであれば、相手の顔を確認した上での対応や録画も可能です。

セールスマンや特定団体の勧誘を行う人は、そもそもインターフォン付きのオートロックが導入されているマンションを避ける傾向もあるため、訪問自体が少ないといったメリットもあります。

オートロック付きにもデメリットはあります!

防犯性の高さで安心できるイメージのあるオートロック付きのマンションですが、いくつかデメリットもあります。

【デメリット1】家賃や管理費などが高くなる

オートロック付きのマンションはそうでない建物と比べて、特に日頃の管理やメンテナンスに費用がかかるため、家賃や管理費などが高くなる傾向にあるようです。

【デメリット2】鍵を忘れると締め出されてしまう

建物の内側から外に出るときは鍵を閉める作業が不要なことも多く、鍵を出先に忘れてしまったり、紛失してしまった場合、締め出されてしまう可能性もあります。

このような場合に備えて、大家さんや管理会社などの連絡先は常に携帯しておきましょう。

オートロックだからといって100%侵入不可能という訳ではない

セキュリティの高いオートロックとはいえ、完全に部外者をシャットアウトできるわけではありません。

例えば鍵を持っている居住者が共有玄関を開けた際に、鍵を持っていない部外者が後ろについて入り込む共連れ(ともづれ)といった侵入の方法があります。セキュリティの高さにこだわるとキリがないように思いますが、監視カメラを設置して、部外者と入居者を見極めるなどの対応も必要になってくるでしょう。「ゲート式エントランス」という一度の解錠で一人しか通過することの出来ない、共連れ防止のシステムを採用しているマンションもあるようです。

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